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マチャド氏がカラカスに到着 沿道に数千人、選挙日程は未定

ベネズエラの野党指導者が帰国し、各地で支持者に迎えられた。アルタミラ広場には立ち寄らず、大統領選の日程も決まっていない。

車から手を振るマリア・コリナ・マチャド氏とベネズエラの国旗を掲げる支持者
カラカスへ向かうマリア・コリナ・マチャド氏 © @sur_economics

ベネズエラの野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏は25日夜、支持者に迎えられながら複数の州を車で通過し、首都カラカスに到着した。西部バルキシメトの教会で同日朝に帰国が明らかになった後、沿道や首都に人々が集まり、移動は長時間に及んだ。ロイター通信が伝えた「数万人」は道中全体での規模を指し、カラカスのアルタミラ広場だけの人数ではない。マチャド氏は車上から支持者に応えた。現地時間26日午前6時の時点で、夜間の到着後に滞在している場所は公に確認されていない。

帰国後、最初に姿を見せたのはララ州のディビナ・パストラ聖堂だった。ロイターが取材した証言によると、礼拝に訪れていた人々は同氏に気づいて抱き合い、国歌を歌った。その後、車列はカラボボ州とアラグア州を経てカラカスへ向かった。ベネズエラの報道機関が伝えた映像や現地取材には、道路沿いの人々、車列に加わる車、旗、長い渋滞が映し出されている。予告のなかった帰国は、支持者が次々と駆けつける長い移動になった。

カラカスに到着、アルタミラ広場には立ち寄らず

地元メディアのアヘンシア・カラボベーニャ・デ・ノティシアスによると、マチャド氏がカラカスに着いたのは午後10時ごろだった。AP通信とロイターも、首都への到着と数千人による出迎えを確認した。同氏はその後、到着時の画像をXに投稿した。道中の複数地点に多くの人が集まったことは現地報道で裏づけられるが、公式な参加者数はない。

同メディアによれば、アルタミラ広場にはマチャド氏を待つ数百人が集まった。ただし、本人は広場には行かず、安全上の理由から保護された場所へ移されたという。広場での集まりと、カラカスの別の場所で同氏を迎えた人々の動きは別の出来事だった。26日の行動予定も公には確認されていない。

国外からベネズエラに入った経路について、陣営は詳細を公表していない。旅程を知る4人はロイターに対し、マチャド氏がパナマから専用機でコロンビアに入り、陸路でベネズエラへ越境したと語った。これは同通信が取材した情報であり、所属政党のベンテ・ベネズエラが独自に全経路を発表したわけではない。マチャド氏は約10カ月間、国外に滞在していた。過去にも帰国を試みたが実現しなかったと、支持者側は説明していた。

大勢の出迎えと、なお決まらない選挙日程

今回の帰国で、マチャド氏は再び国内で政治活動を行う立場に戻った。1月に米軍がニコラス・マドゥロ氏を拘束した後、デルシー・ロドリゲス氏が暫定政権を率いている。野党は大統領選挙の実施と、自由に競争できる条件の整備を求めてきた。政府側と野党の一部との協議は進んでいるが、マチャド氏の勢力は加わっていない。支持者を動員できる指導者の帰国は協議の構図に影響し得る。ただ、出迎えの規模だけで選挙制度が変わったり、投票日が決まったりするわけではない。

ロイターはバルキシメトやアラグア州で、帰国を政治的な転機と期待する支持者を取材した。AP通信には、子どもたちの将来を託したいと訴える人もいた。こうした声から当日の熱気は伝わるが、すべての国民の意見を代表するものではなく、野党内部の違いが解消されたわけでもない。2024年の大統領選で野党候補だったエドムンド・ゴンサレス氏は、近くマチャド氏のそばに立つとXに書いた。スペインで暮らす同氏は、その投稿では帰国の日付を示していない。

マチャド氏の国際問題担当顧問ダビド・スモランスキー氏はロイターに対し、同氏が6月の地震の被災者、政治犯の家族、国際社会の代表者、民主派の指導者らと面会する予定だと語った。自由な選挙の日程を求める考えも示した。26日朝までに、これらの面会がすでに行われたとの確認はない。

米政権は帰国に言及、選挙への道筋は別に

ドナルド・トランプ米大統領は25日、記者団にマチャド氏の帰国を問われ、「何も知らない」と述べた。同氏を好意的に評価し、安全を願う一方、米国はベネズエラでうまく進めているとも語った。他方、ロイターが取材した旅程に詳しい人物は、帰国が米国、パナマ、コロンビアと調整され、トランプ氏にも知らされていたと述べている。ホワイトハウスは、この調整の有無を問う同通信の取材に回答しなかった。

マルコ・ルビオ米国務長官は、マチャド氏が安全に帰国できた条件は米国が支援する和解協議の成果だと説明した。すべての政治勢力の自由を尊重し、ベネズエラの当事者が協議を支えるよう求めた。ただ、選挙日程やマチャド氏の協議参加を発表したわけではない。米政権は新たな投票に先立ち、経済の安定と司法・選挙制度などの再建が必要だとの立場を示してきた。マチャド氏は、選挙に向けた動きを早めたい考えだ。

この記事の取材を締めくくった時点で、ロドリゲス暫定政権がマチャド氏の到着について新たに公表した、確認可能な反応はなかった。政権が以前に示した帰国に関する警告は、今回の到着より前のものだ。今後はマチャド氏の政治活動にどのような保障が与えられるか、街頭の動きが幅広い協議につながるか、そして選挙日程が示されるかが焦点となる。現時点で確認されているのは、同氏がカラカスに戻り、数千人が迎えに出たことだ。支持者が求める選挙への決定は、なお先にある。