ドルトムント対ベティス、ギラシーの決定力と全勝の勢いが交わる
チャンピオンズリーグのリーグフェーズで、レアル・ベティスは3戦3勝の勝ち点9で5位。ボルシア・ドルトムントは勝ち点6で13位につける。両クラブのUEFA主催大会での初対戦は、ホームのセルー・ギラシーをどう止めるか、そしてベティスが敵地の圧力をどう抜けるかが焦点となる。

ドルトムントは週末、バイエルン・ミュンヘンとのアウェー戦を2-2で終えた。ギラシーが反撃の得点を挙げ、ファビオ・シウバが終盤に同点弾を決めた。一方のベティスはマラガに2-1で勝利。マルク・バルトラとパブロ・フォルナルスが得点した。国内戦の結果をそのまま欧州での予測にはできないが、双方に得点への道筋があることは示された。
- 大会: UEFAチャンピオンズリーグ2026/27、リーグフェーズ第4節。
- 対戦: ボルシア・ドルトムント対レアル・ベティス。ドルトムントのホームゲーム。
- キックオフ: 11月4日(水)ドルトムント現地時間21時(UTC20時、日本時間は翌5日(木)午前5時)。
- 会場: ジグナル・イドゥナ・パルク(ドイツ・ドルトムント)。
勝ち方を変えたベティス、追うドルトムント
ベティスはリールとポルトにそれぞれ3-2で勝ち、フェイエノールト戦は1-0で競り勝った。最初の2試合では点の取り合いを制し、3試合目では小さなリードを守った。マヌエル・ペジェグリーニ監督のチームは、単に攻撃的なだけではない。ドルトムントのホームでは、守備の背後を取られないようにしながら、ボールを前へ運ぶ出口を残せるかが問われる。
ドルトムントはビジャレアルを3-2で退け、ボデ/グリムトには0-1で敗れ、サバを2-1で下した。UEFAの記録では、ギラシーは今大会3試合で4得点。バイエルン戦でも得点したセンターフォワードを、ベティスはペナルティーエリア内で自由にさせたくない。ただし、ミュンヘンでのファビオ・シウバの同点弾が示すように、警戒すべき選手は一人に限られない。
バイエルン戦のドルトムントは、GKグレゴール・コベル、守備陣にヴァルデマル・アントンとニコ・シュロッターベック、中盤にフェリックス・ヌメチャとジョーブ・ベリンガム、前線にギラシーを起用した。これは直近の構成を示すもので、今回の先発発表ではない。ベティスはマラガ戦で、GKアルバロ・バジェス、エクトル・ベジェリン、バルトラ、ナタン、フラン・ガルシア、マルク・ロカ、フォルナルス、ロドリゴ・リケルメ、イスコ、アブデ・エザルズリ、トロイ・パロットが先発。アントニーは後半に出場した。イスコとフォルナルスが相手の中盤と守備陣の間で受け、アブデが左から前へ走る形は、ドルトムントのプレスを破る一案となる。
選手の状態と攻防の要点
UEFAが11月2日に掲載した予想先発とチーム情報は、今回の試合に向けた暫定的なものだ。クラブの正式な遠征メンバーや当日の先発を意味せず、キックオフまでに状況が変わる可能性がある。
ボルシア・ドルトムント
- カウア・プラテス: UEFAの資料では筋肉の問題による欠場見込み。
- 出場が微妙な選手: UEFAの同資料に記載はない。クラブはこの欧州戦に限った医療情報をまだ発表していない。
レアル・ベティス
- クチョ・エルナンデス: UEFAの資料ではふくらはぎの問題による欠場見込み。
- ジュニオル・フィルポ: 同資料では筋肉の問題による欠場見込み。
- 出場が微妙な選手: UEFAの同資料に記載はない。クラブはこの欧州戦に限った医療情報をまだ発表していない。
マラガ戦で得点したバルトラは、かつてドルトムントでもプレーした。ただ、ギラシーを抑える仕事はセンターバック一人で完結しない。ベティスの守備陣がサイドの選手を追って横に広がれば、中央にギラシーが入り込む余地が生まれる。逆に深く引き過ぎれば、ドルトムントに高い位置でボールを奪い返される可能性がある。
ベティスはイスコが最初のプレスの背後で前を向けるかが重要だ。そこからフォルナルスにつなぎ、アブデの走りやパロットの動きに合わせられれば、ホームチームの守備を後ろ向きにできる。ドルトムントは幅を使ってギラシーへの供給路を作りたい。どちらのサイドが主戦場になるかは、4日に発表される先発次第で変わる。
両クラブの対戦は初めてでも、人の縁はある。ペジェグリーニ監督が率いたマラガは2012/13シーズンの準々決勝でドルトムントに敗れた。UEFAによると、同監督は今節前までチャンピオンズリーグで69試合を指揮している。バルトラはドルトムントに在籍し、イスコもマラガ、レアル・マドリード、セビージャの選手としてドルトムントと対戦した。過去の対戦歴は今回の結果を決めないが、この一戦の背景となる。
日本での視聴方法
- キックオフ: 11月5日(木)午前5時(日本時間)。ドルトムントでは4日(水)21時、UTC20時。
- 会場: ジグナル・イドゥナ・パルク。
- 配信: WOWOWの第4節番組表は「ドルトムント対ベティス」をWOWOWオンデマンドで掲載し、日本時間4時45分からの配信を案内している。
- テレビ: 同じ番組表では、この試合の個別の放送チャンネルは確認できない。
勝てばドルトムントはベティスに勝ち点9で並ぶ。ベティスが全勝を続けるには、ギラシーをゴール前で抑えるだけでなく、自分たちの攻撃を始める位置を確保する必要がある。序盤にイスコとフォルナルスが前を向けるか、それともドルトムントが相手を自陣へ押し込むかに注目したい。